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小3国語 秋のくらし

デフフッドの視点

★「虫の音」ではなく、なぜ「虫の声」としているのかを捉え、虫の声は虫の羽があたる音であることに気付き、「虫の声」の手話表現の仕方について考える。

★『虫の声』の手話表現、動画の撮影、友達と感想を交流する。

1 本来の単元のねらいや学習内容

単元の目標

  • 語句の量を増やし、語や文章の中で使い、語彙を豊かにすることができる。
  • 経験したことや想像したことなどから書くことを選び、伝えたいことを明確にすることができる。
単元の目標語句の量を増やし、語や文章の中で使い、語彙を豊かにすることができる。
経験したことや想像したことなどから書くことを選び、伝えたいことを明確にすることができる。

2 デフフッドとの関係で新たに加えた実践内容

「あれ松虫が鳴いている」が歌いだしの唱歌『虫の声』は、1912年(明治45年)の唱歌集「尋常小学唱歌」第3学年用に掲載された文科省唱歌であり、秋になると松虫、鈴虫、コオロギなどの虫の鳴き声が聴かれ、秋らしさを感じるという日本文化がこの歌に含まれている。こうした習俗は世界的には大変珍しく、日本人の感性でもある。

しかし、児童に対して「虫の声」の歌詞を読み上げていくにあたっては留意することがある。まず、「虫の声」を日本語対応手話で表すと「虫」と「声」である。「声」を手話単語で表現する場合、親指と人差し指の指先を合わせて丸の形を作り、喉に当てて下の方から上の方へ上げるような表し方をする。これは喉から発声するという意味であるが、そもそも虫には哺乳類のような喉から発声する器官はなく、羽を擦り合わせることで発音する仕組みとなっている。西洋人には、虫=害虫という認識があり、その鳴く音も雑音の一種だと認識することが一般的であるが、日本人は「虫の音」に聴き入る文化に子どものころから親しんでおり、「虫の音」を「虫の声」として聴いている。このような文化は、世界の中でも日本人とポリネシア人だけに見られる。

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